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ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (モーツァルト) : ミニ英和和英辞書
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (モーツァルト)[う゛ぁいおりんとう゛ぃおらのためのきょうそうこうきょうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ヴァイオリン : [ヴぁいおりん]
 【名詞】 1. violin 2. (n) violin
: [きょう]
  1. (n-suf,n-pref) cooperation 
交響 : [こうきょう]
 (n,vs) reverberation
交響曲 : [こうきょうきょく]
 【名詞】 1. symphony 
: [ひびき]
  1. (io) (n) echo 2. sound 3. reverberation 4. noise 
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (モーツァルト) : ウィキペディア日本語版
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (モーツァルト)[う゛ぁいおりんとう゛ぃおらのためのきょうそうこうきょうきょく]

ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した協奏交響曲の一つである。
== 概要 ==
1777年から1778年にかけてパリを訪れ、マンハイム楽派の影響を受けたモーツァルトは、1778年にパリで、当時彼らの間で流行していた協奏交響曲を書いている〔
「オーボエ、フルート、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲」 - 自筆譜は失われており、おそらく他人の編曲とされる「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲」 K.297b (Anh.C14.01) が残っている。〕。
その後、1779年にザルツブルクに戻ってから書かれたもう1曲の協奏交響曲がこの曲である〔
その他、1778年11月に「ヴァイオリンとピアノのための協奏交響曲ニ長調」K.Anh.56 (315f) が、1779年秋に「ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための協奏交響曲イ長調」K.Anh.104 (320e) が手掛けられたが、作曲途中で放棄されてしまっている。後者にはオットー・バッハによる補筆完成版(1870年出版)や三枝成彰による補筆完成版(1991年初演)がある。〕。
協奏交響曲は、独奏楽器がオーケストラと渡り合う協奏曲とは違う性格を持ち、複数の独奏楽器がオーケストラと協調的に響きを作る性格を持つ。しかしこの協奏交響曲の独奏パートは高く評価され、今日ではヴァイオリンヴィオラの名手による二重協奏曲として演奏される傾向にある。
この曲では、モーツァルトは独奏ヴィオラは全ての弦を通常より半音高く調弦すること(スコルダトゥーラ)を指定している。独奏ヴィオラのパート譜は変ホ長調半音下のニ長調で書かれている。弦の張力を上げることにより華やかな響きとなり、更にヴィオラが響きやすいニ長調と同じ運指になることで、地味な音色であるヴィオラがヴァイオリンと対等に渡り合う効果を狙ったのである。
華やかに上昇するヴァイオリン、静かに深い世界へ向かうヴィオラという2つの楽器の性格はうまく使い分けられ、華やかながらも必ずどこかに陰影を帯びたモーツァルトの芸術性がうまく表現されている。
すでに作曲された5曲のヴァイオリン協奏曲と異なり、第1楽章と第2楽章にモーツァルト自身のカデンツァが残されているほか、技術的な面においても格段に高度になっている。演奏時間31分とモーツァルトの協奏曲としては比較的長大である。
18世紀末には、作者は不詳だが弦楽六重奏用に編曲されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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